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大阪府が開発を行なう、箕面森町での計画です。
300㎡を越える大きな敷地ですが、そのほとんどが傾斜地で占められています。
予算が限られていることから、間取りを考えるより、まず、
いかに基礎工事にコストを掛けることなく、建てるかを考えました。
周辺に建てられている同じ敷地条件の住宅は、基壇として大きなコンクリートヨウヘキをつくるもの、また、傾斜地の下部から上部までを基礎で固めて階を重ねてつくるなど、どれも予算内に入るような建て方ではありませんでした。
さまざまな検討、また依頼主さまとのメールで重ねられたやり取りの中から、依頼主さまが平屋建てに感心があることがわかり、平屋建てを基本として成り立たせる方向に向かいました。基礎の面積が増えてしまい、割高となることもありますが、建物本体を木造在来工法とすること、また、建物の高さを出来る限り押えること、何よりシンプルにつくることを心掛け、結果、基礎の掘削を最小限に押えることにもつながり、コストバランスの調整を行ないました。